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農業農村は、わが国の20世紀の著しい経済成長の過程で多様化・高度化する市民の食料需要に こたえてきたばかりでなく、経済成長に必要な労働力や土地などを提供するなど大きな貢献をしてきました。 しかし、その経済成長に隠れて農業農村の持つ、もう一つの重要な機能を多くの人は忘れていたのではないでしょうか。 それは、「農業農村の持つ多面的機能」です。 農業農村では、コメや野菜、肉などの生産のほかに、水田の貯水による洪水の防止、美しい田園空間の保持、緑豊かで心安らかな場、多様な生き物の生息の場、子どもたちの環境・情操教育の場の提供、さらには伝統・文化の伝承など、さまざまな役割を持っています。 したがって、「食料・農業・農村基本法」(平成11年7月制定)においても、農村で農業生産活動が行われることによって生ずる食料その他の農産物の供給以外の多面にわたる活動については、 将来にわたって適切かつ十分に発揮されなければならない(法第3条)、と定めています。 また、このような農業農村の多面的機能を活用した都市と農村の共生・対流なかでも農家民宿、農家民泊、農家レストランなどで食や自然、風景を楽しんだり、 田植え、稲刈り、野菜・果実の収穫など農作業体験なども行う従来とはひと味違った心身のリフレッシュにもなる旅、すなわちグリーン・ツーリズムが脚光を浴びてきています。 ところで、この農業農村の整備は、「土地改良法」という法律に基づいて行われていますが、この法律が平成14年に一部改正され、事業を行う際には環境との調和への配慮が義務づけられました。 このような状況下において、本NPOでは、特定非営利活動である「環境保全」、「まちづくり」をとおして、みやぎの農業農村の有する多面的機能と地域資源の活用を図り、個性ある農村、魅力ある農村環境づくりと農業農村活性化のため、市民レベルの支援活動を行います。 |